はじめに
この度、クリエイティブマガジンと銘を打ち、定期的な記事制作をスタートいたします。
これまで、個人ブログなどは書いていたこともありますが、何かテーマをもって書き始めるのは、私にとって初めての試みになります。
文章については、広告・印刷物制作にあたり、コピーライティングなどを行う事もあり、書くことに対して苦手意識はありませんが、まだ文字を書くプロというわけでもありませんので、乱筆乱文になったり、入力ミスなどあると思いますので、温かい目で見ていただければ助かります。
また、これから何を書いていくかその都度考えていくのですが、クリエイターとして20年以上生きてきた中で得た知識や、経験を少しでも記事にし、これからクリエイターとして、活動したいと思っている方や、すでに活躍されている方が読んでいただけたらと思っています。
フリーランス【個人事業主】になる事について
まず、一回目のお話ですが、フリーランスについて。
すでにフリーランスとしてお仕事をされている方や、これから独立したい人、また副業としてクリエイティブな仕事がしたいと思っている方へのお話です。
まず、私がフリーランスになった経緯からお話したいと思います。
長年、福岡市で広告デザインを行っていたのですが、勤めていた会社をやめようと決意してから転職先を探していました。
当時、まだ求人雑誌で転職していた時代でしたので、求人雑誌を見ているとデザイン系専門学校の職員を募集の記事を見つけました。以前から人と話すことが好きなこともあり、面接を受けてみることにしました。
面接では、偶然、昔働いていた会社の方も勤められており、色々と力添えいただき、比較的すんなりと内定したのですが、安定した正職員を希望していたのですが、忙しく大変なので、実績もあるのでぜひ講師として働くことをすすめられ、希望すれば正職員にもなれるとの事でしたので、とりあえず講師でもやってみるか!と思い、人に教える経験など全く無かったのですがおもいきって非常勤講師を選びました。
働き始めてからわかったのですが、非常勤講師の仕事は単価はそこまで悪くはないのですが、授業数が少ない時期は収入が下がり、年収が下がってしまいます。
そのため、自由な時間が出来たこともあり、SOHO【副業】として、デザインの仕事をやってみようと考えました。
それから名刺や作品集などを作り、事業をスタートしました。
知り合いの広告代理店や、営業の元同僚に合うなどしばらく営業していました。しかし一向に仕事はもらえず独立の難しさを感じていました。
想像していたような、仕事がどんどん舞い込んで、忙しくなるような事もなく、時々先輩のデザイナーのお手伝いの仕事や、昔働いていたデザイン事務所のに助っ人で作業を手伝にいく程度で、わずかな収入にしかなりませんでした。
その後、仕事が大幅に増えるような転機などもなく、地道な作業とお手伝いが長く続きます。
ここで、フリーランスの営業方法について考えます。
あまり意味のない営業は、時間の無駄ともいえるかもしれませんが、それは、効率は悪いが仕事の【種まき】にはなっていたようです。
それから、長い時間が経過する間に、ほんとに少しずつ依頼が来るようになります。10件仕事して1件程度が次の仕事に繋がり、極稀に新しいお客さんを紹介していただく感じです。
また、その頃から以前ホームページを作っていた事もあり、仕事用の「ホームページ」を立ち上げ、気持ちを切り替えるために税務署で「事業所登録」を行い、屋号も「アド・クリップ」と決めました。
当時のホームページでもインターネット上で、それなにの反響もあり、新しい仕事が時々来るようになりました。
その中に、顧客を沢山持っている商社や、営業を中心に行っている企業から、継続的な依頼も来るようになり、一つ一つの仕事をできるだけ丁寧に頑張っていったことで、定期的に仕事やお客さんを紹介してくれるような関係になっていきました。
その頃は、講師の仕事とフリーランスの仕事も多く舞い込んでくる事で、収入も一気に増え、安定していきます。
一人暮らしの身であれば、十分に儲かっていたと思います。
ここまでは、10年以上も前話になります。
その後・・・
少子化の影響で授業数も少なくなり、ホームページも時間と共に集客力が下がってくる事で、仕事は減っていき、家庭を持った事で、出費も増える中、家族を支えるため、さらなる営業方法の確立やホームページの改善など、努力と試行錯誤が必要となり、現在進行系であくせく頑張っている。というの、が現在までの流れです。
ここまでの話で言えることは、フリーランスとして仕事を増やしていくには、いくつか、仕事を増やす事ができる要因があるのだと思いました。
・何かしら別の副収入を持っており、生活基盤は安定している人
・人脈があり、それを利用できるバイタリティーがある人
・独自の営業ルートがあり、営業経験のある人
・運良く、メインクライアントを手に入れた人
・現在では、インターネットを活用した集客や宣伝のノウハウを持っている人
・結果が出始めるまで、地道に進める人(結果が出始めるのに時間がかかるため)
・一つ一つの仕事を、責任を持って丁寧に仕上げられる人(過去の実績を元に新しい仕事が増えるため)
これまで、運良く、良いクライアントや固定収入を得られていたのが、私がフリーランスでいられた要因でしたが、長い期間を運だけで乗り越えていくのはとても厳しいと実感しています。
講師業もだんだんと長くなり、仕事もベテランの域になってきましたが、独自営業や勉強を怠って来た、『ツケ』は、いつかやって来るものですね。
忘れてわならないことは、
仕事や勉強を一生懸命頑張ること! 無理はしないで頭を使う事! 人との繫がりが最も重要だという事!
だと、実感しています。
独立して良かったこと・利点
フリーランスになる事は、自分一人で全てをこなしていく事です。とても大変な事だと思います。
しかし、それを差し引いてもプラスになるような、良かった所も沢山あります。これから、独立をしたいと考えている人には、モチベーションになる点です。辛いことばかりではフリーランスになる理由が見つかりませんからね。
- 時間に縛られなくなる
- 頑張った分だけ収入になる
- 会社に縛られない
フリーと言われるだけあり、時間に融通がききます。自宅で仕事をしている場合は、朝、通勤で憂鬱になることもありませんし、仕事の都合が付けば、遊びに行ったり、昼間映画を見に行ったり、自分のやりたいことができます。
また、大きな仕事で売上が上がれば、それだけ収入もあがり、モチベーションにもつながるので、仕事に身が入ることもあり、お客さんに褒められるなど良い流れになれば良いことばかりです。
また、会社で受けた仕事であれば、どんなに理不尽な依頼でも簡単に断ることもできず、会社の方針などにも従わなければなりません。自由に機材を購入もできない。人間関係に疲れることもあり、ひとりで自分のペースでコツコツと仕事をできる環境にあれば、とても楽に仕事ができます。
また、就職した場合でも、会社の業績が不審な場合、最悪、フリーランスに戻って自分で立てる力があれば、生活の心配もありませんし、会社にも強気で交渉ができるというものです。
ただ、人によっては、自己管理が苦手、一人で仕事をするのが寂しい、個人事業主であれば、国民健康保険や国民年金となり、会社員と比べて保証が悪いと感じる事もあります。
良い点と悪い点を照らし合わせて、冷静に判断してから、準備もしっかりした上で独立をすることをおすすめします。
上司と喧嘩したからと、感情的に会社をやめてからフリーランスになったるすると、失敗するかもしれませんからね。
まあ、勢いや流れで独立しないとなかなか踏ん切りがつかない事もありますので、先輩フリーランスの人を見つけてしっかり相談してみましょう。
フリーランス・自営業を武器にする
フリーランスといえば、自分で営業する人の事です。
いわゆる自営業です。また、税制上では個人事業主となります。
以前は、株式会社として法人成りする事も考えましたが、仕事の特性上、法人するのはまだ早い!と思いながら、気がつけば未だにフリーランスとして働いています。
これまでに法人の企業と比べられることも多くありました。
法人企業は、
- 安心感がある
- ブランド・イメージ
- 人材が豊富
- 資金力がある
個人事業主(フリーランス)は、
- 基本は一人なので、倒れると業務が止まる
- 個人なので軽くみられる
- 資金的に苦しいので支払いの遅れなどがあると厳しい
など、マイナス面が目立ってきます。実際上記のような内容で苦労することがほとんどです。
しかし、利点も多くあります。フリーランスの利点をよく考え、活かし、アピールすることが大切だと思います。
個人事業主(フリーランス)の利点!
- 融通がきく事(納期やスケジュール、作業内容や料金など、自分の裁量で決められる)
- 個人の技術が高ければ、自分が看板になる(会社であれば、担当者次第で仕上がりに差が出る事がある)
- 同じ仕事であっても低予算で実現出来る(経費が最小限ですむ事から低予算で高品質が可能)
- 実力のあるフリーランス同士で組むことで大手の会社と同等以上の仕事も出来る
これらの事は、経験の浅いフリーランスでは難しい事かもしれませんが、経験豊富なクリエイターがディレクション(業務管理)を行う事で、効率が良く、高品質を低予算で仕上げられる事になります。
これを、最大限にアピールできれば、大手の企業にも負けることは無いと思います。
※アド・クリップでは、同じクリエイター同士で協力者を随時求めています。協力スタッフとしてお仕事が出来る方は、ぜひお問い合わせください。
フリーランスにとって助けになるスキル
フリーランスと言っても、様々な業種・職種があります。
私の経験を活かせる職業となると、限定的な所もありますが、主にクリエイターとして仕事をする方のおススメのスキル。
- 経理・会計・確定申告
支払いや資金繰り、確定申告、消費税計算、給与計算等、自分で行うか、税理士等に依頼する。 - 営業・販促
仕事を増やすため、各所に営業をかける。販促用のツールを作成し、宣伝活動を行う。 - 集客・マーケティング
お客様を集めるため、戦略を立てて、様々な施策を行う。 - インターネット関連
インターネットを利用した、集客やブランディング。 - DTP・WEBサイト
チラシ、DM、POP、サイン(看板)Webサイト等、様々なツールを自作する技術を持つ。
営業のためのテクニック、集客・マーケティングの方法、インターネット上の便利なサービス、DTPやWEBサイトについての技術や知識など、重要な技術は、腰を据えてじっくり勉強していくことで、習得することができるものです。
あまり独立を急いで、失敗するよりも、一つ一つ勉強をして、しっかりと準備を進めることも必要ではないかと思います。
アド・クリップ WEBマガジンでは、クリエイターに必要な知識や考え方、役立つ情報や面白い情報など、随時配信してまいります。また、クリエイティブマガジンと共に、デザイン講座も定期的に配信してまいります。デザイン講座では、DTPの知識や技術、例えばアドビイラストレーターやアドビフォトショップの勉強方法、印刷知識や技術から、DTPに関する様々な技術習得に向けての課題やレクチャーなども、惜しみなく配信して行きたいと思っています。
その他、スタッフや漫画家の方たちのブログなども、不定期となりますが、配信する予定となっています。
アド・クリップ WEBマガジン、今回が初回です。今後頑張って配信していきたいと思っていますので宜しくお願いいたします。
アド・クリップ クリエイティブマガジンのコンセプト
私たちのコンセプトは、クリエイターやものづくりに関わる皆さんに、役立つ情報を提供することです。
デジタル技術は、将来の収入源として非常に重要です。
しかし、学び始める際にはいくつかのハードルが立ちはだかります。
学校や書籍、ネット上の情報は、時には難しく感じられ、成果が得られないのではないかと不安に感じることもあるでしょう。
そこで、私たちは効果的な学び方を提案します。
私たちのコンセプトは、クリエイターやものづくりに関わる皆さんに、役立つ情報を提供することです。
デジタル技術は、将来の収入源として非常に重要です。
しかし、学び始める際にはいくつかのハードルが立ちはだかります。
学校や書籍、ネット上の情報は、時には難しく感じられ、成果が得られないのではないかと不安に感じることもあるでしょう。
そこで、私たちは効果的な学び方を提案します。
次のポイントを重視した方法です
- 無駄を省くこと
- 技術を効率的にマスターする方法を見つけること
- 重要なポイントに焦点を当てること
- 学びを楽しむこと
- AI技術を活用して必要な知識を得ること
- 書籍やネットには載っていない重要な情報を提供すること
- 習うより慣れることを重視すること
特に、ChatGPTなどのAIツールは、デジタル技術のサポートに24時間対応しており、AIの活用方法についてもこのブログでご紹介します。
無駄な専門用語や不要な情報を排除し、効率的に学び、成長する道を提供します。デザインもシンプルで自己満足に陥ることなく、重要なスキルに集中します。
AdClipクリエイティブマガジンは、ビジネス層から一般の方まで、学びたいと思うすべての皆さんに向けて、役立つ情報を提供し続けます。
私たちのコンセプトに共感いただける方は、ぜひSNSのフォロー、YouTubeチャンネルの登録、ブログのブックマークなどをお願いいたします。
皆さんと一緒に成長し、未来へ向けて進化し続ける姿を楽しみにしています。
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代表 大津山 倖雄
クリエイティブディレクター
アートディレクター
Webディレクション、イラストレーション他、専門学校講師
1973年生まれ。福岡市で広告企画・制作に携わり30年以上。大手広告代理店の下請け会社で、グラフィックデザイナーを経験。その後、福岡の制作会社や広告代理店勤務を経て、平成18年4月に退職し、19年には個人事務所として独立。同時期、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(旧 福岡コニュニケーションアート専門学校)にて講師契約。現在は、グラフィックデザイン、イラストレーション、WEBデザイン、WEBマーケティングに携わり、様々なクリエイターと共に制作を中心に業務を行っている。